登録販売者 2026年 北海道・東北 問63
問題文
泌尿器系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 副腎皮質から分泌されるアルドステロンは、電解質と水分の排出調節の役割を担っている。
b 尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。
c 腎臓には、心臓から拍出される血液の全量が流れている。
d 女性は男性と比べて尿道が長いため、細菌等が侵入したとき、膀胱まで感染を生じにくい。
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(b、d)
4:(c、d)
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腎臓と尿路の働き【登録販売者解説】
正解の理由
アルドステロンは電解質・水分の調節に関わり、尿細管では必要な栄養分や水分・電解質が再吸収されます。
正しい記述は a・b です。したがって、正しい組合せは 1(a、b)です。根拠は厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の泌尿器系です。
解法ステップ
- aは「アルドステロン」と「電解質・水分の排出調節」の組合せに注目します。
- bは、尿細管で原尿から何が再吸収されるかを確認します。
- cの「血液の全量」、dの「女性は尿道が長い」という断定が正しいかを見ます。
- a・bを含み、c・dを含まない組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
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a 正しいアルドステロンは副腎皮質から分泌されるホルモンです。体内に塩分と水を保ち、カリウムの排泄を促すことで、電解質と水分の調節を担います。
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b 正しい尿細管では、原尿に含まれるブドウ糖やアミノ酸などの栄養分と、血液の維持に必要な水分・電解質が再吸収されます。原尿は、血液が腎臓で濾過されてできた液です。
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c 誤り×「心臓から拍出される血液の全量」→ ○「心臓から拍出される血液の1/5〜1/4」腎臓には多くの血液が流れますが、全量ではありません。「全量」と「一部」の取り違えに注意してください。
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d 誤り×「女性は男性と比べて尿道が長い」→ ○「女性は男性と比べて尿道が短い」女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したとき、膀胱(ぼうこう)まで感染を生じやすいとされています。
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選択肢2(a、c)aは正しい一方、cは誤りです。正しいbを含まず、誤りのcを含むため、この組合せは適切ではありません。
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選択肢3(b、d)bは正しい一方、dは誤りです。aを含まず、女性の尿道の長さと感染のしやすさを逆にしたdを含むため、適切ではありません。
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選択肢4(c、d)c・dの両方が誤りで、正しいa・bを含んでいません。そのため、この組合せは適切ではありません。
よくある誤解
- 腎臓に血液が多く流れることから、「心臓から出る血液のすべてが流れる」と考えてしまう誤りがあります。手引きの割合は「1/5〜1/4」です。
- 女性の尿道は短く、感染を生じやすい点を、男性との比較で反対に覚えてしまいがちです。
- アルドステロンは「電解質と水分の排出調節」に関わりますが、体内に塩分と水を保ち、カリウムの排泄を促す働きも合わせて押さえましょう。
補足コラム
尿の通り道は、腎臓 → 尿管 → 膀胱 → 尿道です。尿管は腎臓から膀胱へ尿を運び、尿道は膀胱から体外へ尿を出します。名称が似ていますが、尿が通る向きと役割を区別しましょう。
FAQ
Q. 腎臓が血液を濾過したあと、必要なものまで尿として出てしまうのですか?
A. いいえ。必要な栄養分や水分・電解質の一部は、尿細管で再吸収されます。
A. いいえ。必要な栄養分や水分・電解質の一部は、尿細管で再吸収されます。
Q. 尿管と尿道は、どちらも膀胱につながる管ですか?
A. 尿管は腎臓から膀胱へ、尿道は膀胱から体外へ尿を運ぶ管です。
A. 尿管は腎臓から膀胱へ、尿道は膀胱から体外へ尿を運ぶ管です。
関連キーワード: アルドステロン、腎臓、尿細管、再吸収、尿道、尿管

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