登録販売者 2026年 北海道・東北 問67
問題文
骨格系及び筋組織に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 骨には、骨髄で産生される造血幹細胞から赤血球、白血球、血小板が分化することにより、体内に供給する造血機能がある。
b 骨組織を構成する有機質は骨に硬さを与え、無機質は骨の強靱さを保つ。
c 平滑筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様が見えるので横紋筋とも呼ばれる。
d 不随意筋は、自律神経系に支配されている。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤
4:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
5:a:誤、b:正、c:正、d:正
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骨格系と筋組織【登録販売者解説】
正解の理由
骨の無機質は硬さ、有機質は強靱さを保ち、平滑筋には横縞模様がありません。
正しい組み合わせは4です。各記述は、aが正、bが誤、cが誤、dが正です。根拠は、手引きの第2章「人体の働きと医薬品」の「骨格系」「筋組織」です。『試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)』では、骨の有機質・無機質の役割、筋組織の形態や支配神経が説明されています。
解法ステップ
- 「有機質」と「無機質」が、骨の硬さと強靱さのどちらに関係するかを確認します。
- 「平滑筋」と「横縞模様」の組み合わせが正しいかを見ます。横縞模様がある筋と、平滑筋を混同しないことがポイントです。
- 不随意筋が意識的に動かせる筋なのか、それとも自律神経系に支配される筋なのかを確認します。
- a〜dの正誤は「正・誤・誤・正」です。この組み合わせに一致する選択肢を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正骨髄では、造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)から赤血球、白血球、血小板がつくられます。血液の細胞成分をつくり、体内に供給する働きを造血機能といいます。この記述は正しいため、aを誤りとしている選択肢3・5は合いません。
-
b 誤×「有機質は骨に硬さを与え、無機質は骨の強靱さを保つ」→ ○「無機質は骨に硬さを与え、有機質は骨の強靱さを保つ」無機質はカルシウムなどを含む石灰質で、骨の硬さに関わります。有機質はタンパク質などで、骨の強靱さを保ちます。役割が逆になっています。bを正しいとしている選択肢1・3・5は合いません。
-
c 誤×「平滑筋は横縞模様が見える」→ ○「平滑筋には、骨格筋のような横縞模様がない」平滑筋(へいかつきん)は、消化管の壁や血管の壁などに分布する筋肉です。横縞模様が見えるのは骨格筋で、平滑筋には見られません。cを正しいとしている選択肢2・3・5は合いません。
-
d 正不随意筋(ふずいいきん)は、自分の意識で動きをコントロールできない筋肉です。平滑筋と心筋がこれにあたり、自律神経系に支配されています。この記述は正しいため、dを誤りとしている選択肢2・3は合いません。
以上を各選択肢の組み合わせに照らすと、選択肢1はb、選択肢2はc・d、選択肢3はa〜dすべて、選択肢5はa・b・cが正誤と一致しません。
よくある誤解
- 「硬さ」と「強靱さ」の取り違え
無機質が硬さ、有機質が強靱さです。問題文ではこの二つが入れ替えられています。 - 「筋肉」と「横縞模様」の結びつけすぎ
すべての筋肉に横縞模様があるわけではありません。平滑筋にはなく、骨格筋と心筋にはあります。 - 「不随意筋」と「自律神経系」の主語の入れ替え
不随意筋は自律神経系に支配されます。自分の意識で動かす骨格筋は、体性神経系に支配されます。
補足コラム
筋組織は、骨格筋・平滑筋・心筋に分けられます。
- 骨格筋:横縞模様があり、随意筋です。体性神経系に支配されます。
- 平滑筋:横縞模様がなく、不随意筋です。自律神経系に支配されます。
- 心筋:横縞模様がありますが、不随意筋です。自律神経系に支配されます。
「横縞模様があるか」と「随意筋か不随意筋か」は、別々に整理すると混乱しにくくなります。
FAQ
Q. 心筋に横縞模様があるなら、随意筋ですか?
A. いいえ。心筋には横縞模様がありますが、自分の意識で動かせない不随意筋です。
A. いいえ。心筋には横縞模様がありますが、自分の意識で動かせない不随意筋です。
Q. 骨の「有機質」と「無機質」は、どちらも骨の材料ですか?
A. はい。どちらも骨を構成する成分ですが、手引きでは無機質が硬さ、有機質が強靱さを保つと整理されています。
A. はい。どちらも骨を構成する成分ですが、手引きでは無機質が硬さ、有機質が強靱さを保つと整理されています。
関連キーワード: 骨髄、造血機能、無機質、有機質、骨格筋、平滑筋、心筋、不随意筋、自律神経系

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