登録販売者 2026年 北海道・東北 問74
問題文
医薬品が原因となる肝機能障害に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 軽度の肝機能障害の場合は、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。
b 肝機能障害は、中毒性のものとアレルギー性のものに大別される。
c 黄疸は、ビリルビンが血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる皮膚や白眼が黄色くなる病態である。
d 黄疸により、尿の色が濃くなることがある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤
4:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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医薬品による肝機能障害【登録販売者解説】
正解の理由
軽度では自覚症状がないことがあり、黄疸ではビリルビンが血液中に滞留します。尿が濃くなることもあります。
正しい組み合わせは4です。aは正、bは正、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の肝機能障害に関する項目です。
解法ステップ
- aの「軽度」「自覚症状がなく」「血液検査で初めて判明」に注目します。
- cは「ビリルビンがどこに滞留するか」を確認します。問題文は、血液中と胆汁中の関係を逆にしています。
- dは、過剰なビリルビンが尿中に排出されることで尿が濃くなる、という流れに合うか確認します。
- a・b・dが正しく、cが誤りの組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
軽度の肝機能障害では自覚症状がなく、健康診断などの血液検査で初めて判明することが多いです。aを誤りとする選択肢3・5は、この記述の正誤が合いません。 -
b 正しい
医薬品による肝機能障害は、有効成分や代謝物の直接的な肝毒性による中毒性と、有効成分に対する抗原抗体反応によるアレルギー性に大別されます。bを誤りとする選択肢2・5は、この記述の正誤が合いません。 -
c 誤り
×「血液中へ排出されず、胆汁中に滞留」→ ○「胆汁中へ排出されず、血液中に滞留」
黄疸(おうだん)は、ビリルビンが胆汁中へ排出されず、血液中に滞留して、皮膚や白眼が黄色くなる状態です。選択肢2・3・5はcを正しいとしているため、正誤が合いません。 -
d 正しい
血液中で過剰になったビリルビンが尿中に排出され、尿の色が濃くなることがあります。dを誤りとする選択肢1・3は、この記述の正誤が合いません。
よくある誤解
- 滞留する場所の逆転に注意してください。黄疸では「胆汁中ではなく、血液中にビリルビンが滞留」です。
- 黄疸は皮膚や白眼の変化だけでなく、ビリルビンが尿中に排出されることで尿が濃くなることもあります。
- 肝機能障害は、すべて自覚症状から始まるとは限りません。軽度では血液検査で初めて分かることがあります。
補足コラム
肝機能障害が疑われた場合、手引きでは原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けることが重要とされています。原因と考えられる医薬品を漫然と使い続けると、肝不全などの重い状態につながることがあります。
FAQ
中毒性とアレルギー性は、何の違いで分けられますか?
原因の違いです。中毒性は有効成分または代謝物の直接的な肝毒性、アレルギー性は有効成分に対する抗原抗体反応によって起こります。
原因の違いです。中毒性は有効成分または代謝物の直接的な肝毒性、アレルギー性は有効成分に対する抗原抗体反応によって起こります。
肝機能障害が疑われるのに自覚症状がないことはありますか?
あります。軽度の場合、自覚症状がなく、血液検査で初めて判明することがあります。
あります。軽度の場合、自覚症状がなく、血液検査で初めて判明することがあります。
関連キーワード: 肝機能障害、黄疸、ビリルビン、中毒性、アレルギー性

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