登録販売者 2026年 北海道・東北 問79
問題文
医薬品の副作用として現れる泌尿器系の症状等に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 腎障害では、尿量の減少、ほとんど尿が出ない、逆に一時的に尿が増える、むくみ等の症状が現れることがある。
b 排尿困難や尿閉の症状が現れるのは、前立腺肥大の基礎疾患のある男性に限られる。
c 排尿困難や尿閉の症状は、多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止するだけでは改善されない。
d 膀胱炎様症状では、頻尿、排尿時の疼痛、残尿感等の症状が現れる。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)(正解)
3:(b、c)
4:(c、d)
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泌尿器系の副作用【登録販売者解説】
正解の理由
腎障害では尿量の変化やむくみが現れ、膀胱炎様症状では頻尿・排尿時の痛み・残尿感が現れます。
正しい組合せは 2(a、d)です。a・dは正しく、b・cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「泌尿器系に現れる副作用」です。
解法ステップ
- aは「腎障害」の症状を問う記述です。尿量の減少だけでなく、一時的な増加やむくみも確認します。
- b・cは「排尿困難・尿閉」の説明です。「男性に限られる」「中止しても改善されない」という断定に注目します。
- dは「膀胱炎様症状」の代表的な症状を問う記述です。頻尿、排尿時の疼痛、残尿感が手がかりです。
- 正しいa・dの組合せを選びます。選択肢1はbを含みdを含まないため、選択肢3はb・cを含みa・dを含まないため、選択肢4はcを含みaを含まないため、いずれも合いません。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
腎障害(じんしょうがい)では、尿量の減少や、ほとんど尿が出ない状態のほか、一時的に尿が増えることもあります。むくみ(浮腫)なども症状として挙げられています。 -
b 誤り
×「前立腺肥大の基礎疾患のある男性に限られる」→ ○「前立腺肥大等の基礎疾患がない人にも現れ、女性にも報告されている」
排尿困難や尿閉(にょうへい)は、前立腺肥大がある男性だけに起こるものではありません。 -
c 誤り
×「原因となる医薬品の使用を中止するだけでは改善されない」→ ○「多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止することにより症状は速やかに改善する」
ただし、医療機関での処置が必要となる場合もあります。 -
d 正しい
膀胱炎様症状には、頻尿(ひんにょう)、排尿時の疼痛(とうつう)、残尿感などがあります。「膀胱炎様」は症状の現れ方を示す表現です。
よくある誤解
- 排尿困難や尿閉を、前立腺肥大のある男性だけの症状だと思い込むことがあります。手引きでは、基礎疾患がない人や女性にも報告されています。
- 「中止しても改善されない」と、改善の有無を逆に覚えないようにしましょう。多くの場合は、原因となる医薬品を中止すると速やかに改善します。
- 腎障害の症状を「尿量が減る」だけに限定しないことが大切です。一時的な尿量の増加や、むくみも確認しましょう。
補足コラム
排尿困難は、膀胱の排尿筋(尿を押し出す筋肉)の収縮が抑えられることでも起こります。手引きでは、副交感神経系の働きを抑える作用がある成分により、尿が出にくくなる場合が説明されています。
FAQ
「膀胱炎様症状」があれば、膀胱炎と診断されたという意味ですか?
いいえ。「様」は、膀胱炎に似た症状が現れることを表します。病名の診断そのものを意味する言葉ではありません。
いいえ。「様」は、膀胱炎に似た症状が現れることを表します。病名の診断そのものを意味する言葉ではありません。
関連キーワード: 腎障害、排尿困難、尿閉、膀胱炎様症状、頻尿、残尿感

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