登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問101
問題文
医薬品の適正使用情報と一般用医薬品の購入者等に対する情報提供に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 医薬品は、効能・効果、用法・用量、起こり得る副作用等、その適正な使用のために必要な情報(適正使用情報)を伴って初めて医薬品としての機能を発揮するものである。
b 医薬品の販売等に従事する専門家が、購入者等へ情報提供を行う際は、個々の生活者の状況に関わらず、添付文書に記載された全ての項目を効率的に説明しなければならない。
c 医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者等が一般用医薬品の購入後、その医薬品を使い終わるまで、添付文書等は必要なときいつでも取り出して読むことができるよう大切に保存する必要性を説明することが重要である。
d 一般用医薬品の添付文書や外箱表示の記載内容が改訂された場合、実際にそれが反映された製品が流通し、購入者等の目に触れるようになるまでには一定の期間を要する。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正(正解)
3:a:正、b:正、c:正、d:正
4:a:正、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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適正使用情報と情報提供【登録販売者解説】
正解の理由
適正使用情報は医薬品の機能を発揮させ、情報提供は使用する人の状況に合わせて行います。
正しい組合せは2です。aは正、bは誤、cは正、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用情報」と「添付文書の必読及び保管に関する事項」です。
正しい組合せは2です。aは正、bは誤、cは正、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用情報」と「添付文書の必読及び保管に関する事項」です。
解法ステップ
- aの「適正使用情報を伴って初めて」に注目します。医薬品の機能と情報の関係を問う表現です。
- bの「個々の生活者の状況に関わらず」「全て」に注目します。情報提供は、一律に全項目を説明するのではなく、使用する人の状況に応じて行います。
- cの「使い終わるまで」と「いつでも取り出して読む」に注目します。添付文書の保管についての説明です。
- dの「一定の期間を要する」は、改訂内容が製品に反映されるまでの時間差を述べています。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
効能・効果、用法・用量、副作用などの適正使用情報を伴って初めて、医薬品はその機能を発揮します。情報が適切に伝わり、購入者等が適切に使用することが大切です。 -
b 誤り
×「個々の生活者の状況に関わらず、添付文書に記載された全ての項目を効率的に説明」→ ○「個々の生活者の状況に応じて、記載されている内容から情報提供する」
添付文書の内容は一般的・網羅的です。専門家は内容を理解したうえで、購入者や実際に使用する人の状況に応じて、必要な情報を伝えます。 -
c 正しい
添付文書は、一度読めば十分というものではありません。使用する人やその時の状態によって注意すべき事項が異なるため、必要なときに読めるよう大切に保管することを説明するのが重要です。 -
d 正しい
添付文書や外箱表示の記載内容が改訂されても、その内容を反映した製品が流通し、購入者等の目に触れるまでには一定の期間がかかります。そのため、専門家は最新の知見に基づく情報を収集することも求められます。
選択肢ごとの照合は次のとおりです。
- 選択肢1:aを誤、bを正、dを誤としている点が違います。正しくはa・dが正、bが誤です。
- 選択肢2:a・c・dを正、bを誤としており、各記述の正誤が一致します。
- 選択肢3:bを正としている点が違います。bは「個々の生活者の状況に関わらず、全ての項目を説明する」としているため誤りです。
- 選択肢4:dを誤としている点が違います。改訂内容が反映された製品の流通には一定の期間を要するため、dは正しい記述です。
- 選択肢5:aを誤、bを正、cを誤としている点が違います。正しくはa・cが正、bが誤です。
よくある誤解
- 添付文書に記載された内容は、販売時にすべて説明するものだと思いがちです。大切なのは、使用する人の状況に合わせて必要な情報を伝えることです。
- 添付文書は、開封時に一度読めば十分だと思いがちです。必要なときに読み返せるよう、使用し終わるまで保管することが重要です。
- 記載内容の改訂後、すぐにすべての製品表示が切り替わると思いがちです。改訂内容が反映された製品の流通には時間差があります。
補足コラム
情報提供では、添付文書の「してはいけないこと」のうち実際に使用する人に当てはまる事項や、「相談すること」のうち副作用の回避・早期発見につながる事項がポイントになります。購入者本人ではなく、家族など別の人が使う場合もあるため、誰が使用するのかを踏まえて情報を伝えることが大切です。
FAQ
Q. 添付文書が改訂される前の情報を、購入者等が確認する方法はありますか?
A. 添付文書情報は、スマートフォン等で製品の符号を読み取り、医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載された最新情報を確認できる場合があります。一般用医薬品では、使用時に情報をすぐ確認できるよう、紙の添付文書も引き続き同梱されます。
A. 添付文書情報は、スマートフォン等で製品の符号を読み取り、医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載された最新情報を確認できる場合があります。一般用医薬品では、使用時に情報をすぐ確認できるよう、紙の添付文書も引き続き同梱されます。
関連キーワード: 適正使用情報、添付文書、情報提供、添付文書の保管、製品表示の改訂

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