登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問11
問題文
小児等への医薬品の使用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」において、おおよその目安として1歳未満を「新生児」としている。
b 5歳未満の幼児に使用される錠剤やカプセル剤などの医薬品では、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。
c 医薬品が喉につかえると、大事に至らなくても咳きこんで吐き出し苦しむことになり、その体験から乳幼児に医薬品の服用に対する拒否意識を生じさせることがある。
d 一般に乳幼児は、容態が変化した場合に、自分の体調を適切に伝えることが難しいため、医薬品を使用した後は、保護者等が乳幼児の状態をよく観察することが重要である。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正(正解)
5:a:正、b:正、c:正、d:正
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小児の年齢区分と服用時の注意【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:新生児は生後4週未満で、5歳未満の幼児の錠剤・カプセル剤には喉づまりへの注意が必要です。
正しい組合せは4です。aは誤り、b・c・dは正しい記述です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)』第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「小児への配慮」です。
「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」における新生児の目安は「生後4週未満」です。1歳未満ではありません。一方、5歳未満の幼児が錠剤やカプセル剤を服用する際の注意、喉につかえた体験による服用拒否、乳幼児の状態を保護者等が観察する重要性は、いずれも手引きの記載どおりです。
解法ステップ
- aの「新生児」と「1歳未満」に注目します。新生児の区分を思い出せれば、aが誤りと判断できます。
- bの「5歳未満」「錠剤やカプセル剤」「喉につかえやすい」は、ひとまとまりの注意事項です。
- cは喉につかえた後の体験、dは服用後の観察について述べています。どちらも手引きの説明と一致します。
- aが誤りでb・c・dが正しい組合せを選ぶと、4に絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤り×「1歳未満」→ ○「生後4週未満」新生児は生後4週未満です。乳児は生後4週以上、1歳未満なので、「1歳未満」を新生児とするのは誤りです。選択肢1・2・3・5は、いずれもaを正しいとしているため不適切です。
-
b:正しい5歳未満の幼児に使われる錠剤やカプセル剤などは、服用時に喉につかえやすく、注意するよう添付文書に記載されています。選択肢3はbを誤りとしているため不適切です。
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c:正しい医薬品が喉につかえると、咳き込んで吐き出すなどの苦しい体験から、乳幼児が薬の服用を嫌がることがあります。選択肢2はcを誤りとしているため不適切です。
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d:正しい乳幼児は、容態が変化しても自分の体調を適切に伝えることが難しいため、使用後は保護者等が状態をよく観察することが重要です。選択肢1はdを誤りとしているため不適切です。
よくある誤解
- 「1歳未満」は乳児の目安であり、新生児の目安ではありません。似た年齢区分の取り違えに注意しましょう。
- bの「5歳未満」は、幼児の年齢区分「1歳以上、7歳未満」とは別の数字です。錠剤・カプセル剤の服用時の注意として覚えます。
- cの「大事に至らなくても」は、喉づまりによる苦しい体験や服用拒否が起こりうることを否定する表現ではありません。
補足コラム
この記載要領でのおおよその年齢区分は、新生児:生後4週未満、乳児:生後4週以上1歳未満、幼児:1歳以上7歳未満、小児:7歳以上15歳未満です。年齢区分は、境目となる数字とセットで整理しましょう。
小児は、医薬品を受け入れる生理機能が未発達です。手引きでは、医薬品の吸収率が相対的に高くなることや、成分の代謝・排泄に時間がかかる場合があることも、小児への使用に配慮が必要な理由として説明されています。
FAQ
Q. 「15歳未満」は、いつもこの区分表の「小児」と同じ意味ですか?
A. 手引きでは、一般的に15歳未満を小児とすることもあるとしています。文脈や具体的な年齢の記載を確認しましょう。
A. 手引きでは、一般的に15歳未満を小児とすることもあるとしています。文脈や具体的な年齢の記載を確認しましょう。
Q. 乳児向けの用法・用量があれば、一般用医薬品を使ってよいですか?
A. 乳児は医薬品の影響を受けやすく、状態も急変しやすいため、手引きでは基本的に医師の診療を受けることが優先されるとしています。
A. 乳児は医薬品の影響を受けやすく、状態も急変しやすいため、手引きでは基本的に医師の診療を受けることが優先されるとしています。
関連キーワード: 新生児、乳児、幼児、小児、錠剤、カプセル剤、服用後の観察

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