戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問12


問題文

高齢者への医薬品の使用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」において、おおよその目安として75歳以上を「高齢者」としている。 b 生理機能の衰えの度合いは個人差が小さいため、年齢から副作用を生じるリスクがどの程度増大しているか判断することができる。 c 医薬品の副作用で口渇を生じることがあり、その場合、誤嚥を誘発しやすくなるので注意が必要である。 d 医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすいなどの傾向があり、家族等の理解や協力も含めた配慮が重要となることがある。

選択肢

1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:誤、b:正、c:正、d:誤
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正(正解)
4:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
5:a:正、b:誤、c:誤、d:誤

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高齢者の医薬品使用【登録販売者解説】

正解の理由

高齢者の目安は65歳以上ですが、年齢だけで副作用のリスクは判断できません。口渇による誤嚥への注意と、家族等の協力も大切です。
正しい組合せは3で、a・bは誤り、c・dは正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の高齢者への配慮に関する項目です。

解法ステップ

  1. aの「75歳以上」に注目します。高齢者の目安として示される年齢と照らし合わせます。
  2. bでは「個人差が小さい」「年齢から判断できる」という表現を確認します。高齢者の生理機能やリスクを、年齢だけで一律に判断できるかがポイントです。
  3. cの「口渇」と「誤嚥」、dの「取り違え・飲み忘れ」と「家族等の協力」は、それぞれ高齢者への配慮として述べられている内容かを確認します。

選択肢別の誤答解説

  • a 誤り
    ×「75歳以上」→ ○「65歳以上」
    「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」における「高齢者」のおおよその目安は65歳以上です。75歳以上ではありません。
  • b 誤り
    ×「個人差が小さい」→ ○「個人差が大きい」
    ×「年齢から判断することができる」→ ○「年齢のみから一概に判断することは難しい」
    高齢者でも、基礎体力や生理機能の衰え方には個人差があります。年齢だけを見て、副作用のリスクがどの程度高まっているかを決めることはできません。
  • c 正しい
    医薬品の副作用で口渇(口の中が乾くこと)が生じる場合があります。口の中が乾くと誤嚥(食べ物などが誤って気管に入ること)を誘発しやすくなるため、注意が必要です。
  • d 正しい
    高齢者は、医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすい傾向があります。安全に使用できるよう、本人への配慮に加えて、家族や介護関係者など周囲の人の理解や協力が重要となることがあります。

よくある誤解

  • 「75歳以上」のように高めの年齢を示されても、目安の年齢と混同しないことが大切です。この問題では、75歳ではなく65歳がポイントです。
  • 「高齢者は副作用のリスクが高まりやすい」という一般的な傾向と、「年齢だけで個人のリスクを判断できる」という考えは別です。
  • 「口渇」を単なる不快感として見過ごさないこと。誤嚥につながりやすくなる点が問われています。

補足コラム

高齢者への配慮は、副作用だけに限りません。手引きでは、説明の理解に時間がかかること、細かい文字が読み取りにくいこと、薬を容器や包装から取り出しにくいことなども挙げられています。本人の状況に応じた情報提供や相談対応が大切です。

FAQ

Q. 高齢者は、年齢が高いほど必ず副作用のリスクが大きいと考えてよいですか?
A. 年齢だけで一律には判断できません。基礎体力や生理機能の状態には個人差があります。
Q. 添付文書の文字が読みにくい場合も、販売時の配慮が必要ですか?
A. はい。細かい文字が見えづらく、添付文書や製品表示を読み取りにくい場合があるため、状況に応じた情報提供が必要です。

関連キーワード: 高齢者、65歳以上、個人差、口渇、誤嚥、飲み忘れ、医薬品の安全使用
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