登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問118
問題文
一般用医薬品の添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に記載することとされている医薬品成分と対象者との関係の正誤について、正しい組合せを選べ。
医薬品成分 対象者
a アセトアミノフェン 糖尿病の診断を受けた人
b ロートエキス 透析療法を受けている人
c プソイドエフェドリン塩酸塩 高血圧の診断を受けた人
d オキセサゼイン 15歳未満の小児
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:誤、d:正
3:a:誤、b:正、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
使用禁止対象者の成分別整理【登録販売者解説】
正解の理由
成分名だけで決めず、「どの成分を、誰が使わないのか」の組合せで覚えます。
5が正しい組合せです。aは誤り、bは誤り、cは正しく、dは正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の添付文書における使用上の注意です。手引きでは、重い副作用のおそれなどがある場合に、「次の人は使用(服用)しないこと」と記載するとされています。
解法ステップ
- **「糖尿病」と「高血圧」**に注目します。手引きでは、プソイドエフェドリン塩酸塩は、糖尿病や高血圧の人で症状を悪化させるおそれがあるとされています。糖尿病をアセトアミノフェンに結びつけたaは要注意です。
- 「透析療法」と成分名を照らします。透析療法を受けている人について、手引きが挙げているのはアルミニウムを含む成分が配合された胃腸薬などです。
- 年齢制限の記述を確認します。オキセサゼインと「15歳未満の小児」の組合せは正しい記述です。
- 以上から、a誤・b誤・c正・d正となる選択肢を選びます。
選択肢別の誤答解説
記述 a:アセトアミノフェン ― 糖尿病の診断を受けた人
×(アセトアミノフェン)→ ○(プソイドエフェドリン塩酸塩)
糖尿病の人が使用を避ける対象として手引きに挙げられているのは、プソイドエフェドリン塩酸塩です。交感神経系を刺激する作用により、肝臓でのエネルギー代謝などに影響し、症状を悪化させるおそれがあります。したがって、aは誤りです。
記述 b:ロートエキス ― 透析療法を受けている人
×(ロートエキス)→ ○(アルミニウムを含む成分)
透析療法を受けている人について、手引きが使用しないことの対象として挙げているのは、アルミニウムを含む成分が配合された胃腸薬などです。長期間服用した場合に、アルミニウム脳症やアルミニウム骨症を発症したとの報告があるためです。ロートエキスとの組合せではないため、bは誤りです。
記述 c:プソイドエフェドリン塩酸塩 ― 高血圧の診断を受けた人
高血圧の人は、プソイドエフェドリン塩酸塩の使用を避ける対象です。交感神経系への刺激作用により血圧を上昇させ、高血圧を悪化させるおそれがあるため、cは正しい記述です。
記述 d:オキセサゼイン ― 15歳未満の小児
オキセサゼインは、15歳未満の小児が使用しない対象として扱われる成分です。手引きでは、成分によって小児特有の有害作用のおそれがある場合、「15歳未満の小児」などの年齢制限を記載するとされています。したがって、dは正しい記述です。
選択肢ごとの確認
- 選択肢1:aを正、dを誤としており、a・dが照合結果と異なります。
- 選択肢2:aを正、cを誤としており、a・cが照合結果と異なります。
- 選択肢3:bを正としており、bが照合結果と異なります。
- 選択肢4:bを正、cを誤としており、b・cが照合結果と異なります。
- 選択肢5:a誤・b誤・c正・d正の組合せです。
よくある誤解
- 「糖尿病の人はアセトアミノフェンを使用しない」と成分を入れ替える誤りに注意してください。ここで糖尿病と結びつく成分は、プソイドエフェドリン塩酸塩です。
- 「透析療法を受けている人」という対象者だけを覚えると、成分を取り違えやすくなります。透析療法とアルミニウムを含む成分をセットで押さえます。
- 「使用しないこと」の対象は、成分の作用や配合成分によって異なります。似た注意書きでも、対象者と成分の組合せを確認しましょう。
補足コラム
アセトアミノフェンは、糖尿病との組合せではなく、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛成分を使用して喘息を起こしたことがある人に関する注意が手引きに記載されています。一方、プソイドエフェドリン塩酸塩では、高血圧や糖尿病などの診断を受けた人が注意対象です。成分名と対象者をまとめて暗記すると、取り違えを防げます。
FAQ
「次の人は使用しないこと」と「相談すること」は、どう違いますか?
「使用しないこと」は、該当する人が使用を避けるよう示す項目です。「相談すること」は、使用前や使用中に薬剤師や医師への相談が必要な場合などに記載されます。
「使用しないこと」は、該当する人が使用を避けるよう示す項目です。「相談すること」は、使用前や使用中に薬剤師や医師への相談が必要な場合などに記載されます。
関連キーワード: 添付文書、使用しないこと、プソイドエフェドリン塩酸塩、透析療法、アルミニウム含有成分、オキセサゼイン

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
