登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問21
問題文
かぜ(感冒)及びかぜ薬(総合感冒薬)に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a かぜの約8割は、細菌の感染が原因である。
b かぜは、下気道の急性炎症の総称である。
c かぜ薬は、かぜの諸症状の緩和を図る対症療法薬である。
d かぜであるからといって、必ずしもかぜ薬(総合感冒薬)を選択することが最適とは限らない。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:誤、d:正
3:a:誤、b:正、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正(正解)
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かぜと総合感冒薬の基本【登録販売者解説】
正解の理由
かぜの約8割はウイルスが原因で、かぜ薬は症状を和らげる薬です。
正しい組合せは 5 です。a・bは誤り、c・dは正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「かぜ薬」の項目です。
解法ステップ
- 「約8割」の原因を確認します。手引きでは、約8割はウイルス感染とされています。
- かぜが起こる場所を確認します。「下気道」ではなく、鼻や喉などの「上気道(じょうきどう)」です。
- かぜ薬の目的と、総合感冒薬が常に最適かどうかを確認します。
- a・bは誤り、c・dは正しい組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤り
- ×「約8割は細菌の感染」→ ○「約8割はウイルスの感染」です。
- 細菌が原因となる場合や、冷気・乾燥など感染以外の要因による場合もありますが、約8割を占めるのはウイルスです。
-
b:誤り
- ×「下気道の急性炎症」→ ○「上気道の急性炎症」です。
- かぜは、主にウイルスが鼻や喉などに感染して起こる炎症です。
-
c:正しい
- かぜ薬は、かぜの諸症状を緩和する対症療法(たいしょうりょうほう)薬です。ウイルスを体内から除去したり、増殖を抑えたりする薬ではありません。
-
d:正しい
- かぜの症状があるからといって、複数の成分を含む総合感冒薬が常に最適とは限りません。症状に合わない成分まで使うと、副作用のリスクを高めることがあります。
よくある誤解
- 「約8割」の原因を、ウイルスと細菌で入れ替えるひっかけに注意します。
- 「上気道」と「下気道」を取り違えないようにします。
- 総合感冒薬は症状が多いときに使うもの、と決めつけないことが大切です。かぜ薬は原因そのものを取り除く薬ではありません。
補足コラム
インフルエンザもウイルスによる呼吸器感染ですが、感染力が強く、重症化しやすいため、手引きではかぜとは区別して扱われています。
FAQ
かぜは、原因となるウイルスが一種類の病気ですか?
いいえ。かぜは単一の疾患ではなく、さまざまなウイルスなどによって起こる症状のまとまりです。原因となるウイルスは200種類を超えるといわれています。
いいえ。かぜは単一の疾患ではなく、さまざまなウイルスなどによって起こる症状のまとまりです。原因となるウイルスは200種類を超えるといわれています。
関連キーワード: かぜ症候群、ウイルス感染、上気道、対症療法、総合感冒薬

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