戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問24


問題文

45歳女性が、発熱や喉の痛み等のかぜの症状があるため、次の成分の一般用医薬品のかぜ薬を購入する目的で店舗を訪れ、登録販売者は以下のような相談を受けた。この女性に対する説明の正誤について、正しい組合せを選べ。
<相談内容> この薬を服用する際に気を付けることを教えてほしい。また、同じようなかぜの症状がある13歳の中学生の息子に、この薬を服用させてよいか教えてほしい。 6錠中: 成分 分量 トラネキサム酸 750 mg イブプロフェン 450 mg クレマスチンフマル酸塩 1.34 mg ブロムヘキシン塩酸塩 12 mg ㎗-メチルエフェドリン塩酸塩 60 mg ジヒドロコデインリン酸塩 24 mg チアミン硝化物(ビタミンB1) 25 mg リボフラビン(ビタミンB2) 12 mg
a 心臓や脳の血管の病気(心筋梗塞・脳血栓など)で治療を受けている場合は、服用する前に治療を行っている医師等に相談してください。 b 便秘を起こしやすい成分が含まれていますので、注意してください。 c 眠気を促す成分が含まれているため、服用後は乗物や機械類の運転操作はしないでください。 d このかぜ薬は、13歳の息子さんも服用できます。

選択肢

1:a:正、b:正、c:正、d:誤(正解)
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:正、c:正、d:正

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かぜ薬の成分と使用上の注意【登録販売者解説】

正解の理由

イブプロフェンは小児に使用しない。クレマスチンは眠気や便秘に注意。
正しい組合せは1です。各記述は、a:正、b:正、c:正、d:誤です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」にある、かぜ薬の成分の特徴と使用上の注意です。

解法ステップ

  1. 成分表から、イブプロフェン、クレマスチンフマル酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩を見つけます。
  2. クレマスチンフマル酸塩は抗ヒスタミン成分です。眠気や、抗コリン作用による便秘に結びつけます。
  3. 13歳の息子さんについては、ジヒドロコデインだけでなく、イブプロフェンが含まれている点も確認します。一般用医薬品のイブプロフェンは小児に使用しません。
  4. a〜dの正誤を組み合わせ、a・b・cが正、dが誤の1を選びます。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しいです。 トラネキサム酸を含む内服薬は、血栓のある人や血栓症を起こすおそれのある人では、血栓が分解されにくくなるおそれがあります。心筋梗塞や脳血栓などで治療中の場合は、服用前に医師などへ相談する必要があります。
  • b 正しいです。 クレマスチンフマル酸塩は抗ヒスタミン成分です。抗ヒスタミン成分は抗コリン作用(副交感神経の働きを抑える作用)も示し、便秘などを起こすことがあります。
  • c 正しいです。 クレマスチンフマル酸塩は抗ヒスタミン成分です。抗ヒスタミン成分は眠気を促すことがあるため、服用後は乗物や機械類の運転操作を避けます。
  • d 誤りです。 このかぜ薬にはイブプロフェンが含まれています。一般用医薬品のイブプロフェンは小児に使用しないため、13歳の息子さんも服用できる、とはいえません。
組合せの確認: 2はc・d、3はb・d、4はa・d、5はdの正誤が正しい組合せと異なります。いずれも、dを「正」としている点が誤りです。さらに、2はcも誤り、3はbも誤り、4はaも誤りとしています。

よくある誤解

  • **「13歳なら、12歳未満に使えない成分は避けられるので、この薬も使える」**とは限りません。ジヒドロコデインリン酸塩に関する年齢制限だけでなく、イブプロフェンの小児への使用にも注意します。
  • **「抗ヒスタミン成分は、眠気だけに注意すればよい」**と思いがちです。抗コリン作用によって、便秘や口渇などが現れることもあります。
  • **「心臓や脳の血管の病気なら、イブプロフェンだけを確認すればよい」**とは限りません。この問題では、トラネキサム酸と血栓に関する注意も確認します。

補足コラム

ジヒドロコデインリン酸塩は、せきを抑える鎮咳成分です。手引きでは、ジヒドロコデインリン酸塩などのコデイン系鎮咳成分について、12歳未満の小児には使用しないとされています。ただし、この薬はイブプロフェンも含むため、「鎮咳成分の年齢制限を超えているから服用できる」とは判断できません。

FAQ

Q. 抗ヒスタミン成分は、なぜ眠気を起こすのですか?
A. 脳で覚醒の維持・調節に関わるヒスタミンの働きを抑えるためです。そのため、眠気が出ていなくても、服用後の運転操作は避けます。

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