登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問29
問題文
神経質、精神不安、不眠等の症状の改善を目的とした漢方処方製剤のうち、小児の夜泣きに用いるものの組合せを選べ。
a 酸棗仁湯
b 桂枝加竜骨牡蛎湯
c 加味帰脾湯
d 抑肝散
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)(正解)
5:(c、d)
🔒 解説は解答すると表示されます
小児の夜泣きに用いる漢方処方【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:小児の夜泣きに用いる組合せは、桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)と抑肝散(よくかんさん)です。
正しい組合せは4です。記述では、a・cが対象外、b・dが対象になります。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第3章「主な医薬品とその作用」にある、神経質・精神不安・不眠等の症状に用いる漢方処方製剤と、小児の夜泣きに用いる処方の記載が根拠です。
解法ステップ
- 問われているのは、神経質や不眠への使用全般ではなく、小児の夜泣きに用いる処方です。
- 夜泣きに用いるものとして記載されている処方を確認します。選択肢中では、桂枝加竜骨牡蛎湯と抑肝散が当てはまります。
- この2つを含む組合せを選びます。酸棗仁湯(さんそうにんとう)や加味帰脾湯(かみきひとう)も神経質・精神不安・不眠等を目的とした処方ですが、今回の夜泣きの組合せには入りません。
選択肢別の誤答解説
記述ごとの見分け方
-
a 酸棗仁湯
神経質・精神不安・不眠等を目的とする処方の一つですが、今回の夜泣き用の処方には挙げられていません。 -
b 桂枝加竜骨牡蛎湯
対象になります。体力中等度以下で、疲れやすく、神経過敏で興奮しやすい人の神経質、不眠症、小児の夜泣きなどに用いるとされます。 -
c 加味帰脾湯
神経質・精神不安・不眠等を目的とする処方の一つですが、今回の夜泣き用の処方には挙げられていません。 -
d 抑肝散
対象になります。神経がたかぶる、怒りやすい、イライラするなどの特徴とともに、神経症、不眠症、小児の夜泣きなどに用いるとされます。
よくある誤解
- 「不眠に用いる処方なら、小児の夜泣きにも用いる」と考えるのは誤りです。問題では、一般的な目的ではなく、夜泣きへの使用が記載された処方を選びます。
- 酸棗仁湯・加味帰脾湯が神経質や不眠に関係することを覚えていても、それだけで夜泣きの組合せに加えないようにしましょう。
- 組合せ問題では、正しい処方を一つ含むだけでは不十分です。たとえば選択肢3はbを含みますが、cを含み、dを含まないため誤りです。
補足コラム
小児の夜泣きに用いる処方には、選択肢にある桂枝加竜骨牡蛎湯・抑肝散のほか、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)や抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)もあります。抑肝散加陳皮半夏は、体力中等度を目安とし、やや消化器が弱く、神経がたかぶり、怒りやすい・イライラする人などに用いるとされます。
手引きでは、これらの処方を小児の夜泣きに用いても、1週間程度服用して症状の改善がみられない場合は、服用を中止して専門家に相談するなど、使用が適しているか見直すことが示されています。
FAQ
Q. 抑肝散と抑肝散加陳皮半夏は、夜泣きへの使用でどう区別しますか?
A. どちらも夜泣きに用いる処方として挙げられます。抑肝散加陳皮半夏は「やや消化器が弱い」という特徴も見分ける手がかりです。
A. どちらも夜泣きに用いる処方として挙げられます。抑肝散加陳皮半夏は「やや消化器が弱い」という特徴も見分ける手がかりです。
Q. 小児の夜泣きに用いる処方を覚えるとき、何を優先すればよいですか?
A. まず、手引きで夜泣きへの使用が明記された処方をひとまとまりで覚えます。神経質・不眠に用いる処方全体と混同しないことが大切です。
A. まず、手引きで夜泣きへの使用が明記された処方をひとまとまりで覚えます。神経質・不眠に用いる処方全体と混同しないことが大切です。
関連キーワード: 酸棗仁湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、加味帰脾湯、抑肝散、小児の夜泣き、漢方処方製剤

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
