登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問51
問題文
外皮用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 外皮用薬は、皮膚表面に生じた創傷や症状、又は皮膚の下にある毛根、血管、筋組織、関節等の症状を改善・緩和するため、外用局所に直接適用される医薬品である。
b ユ-カリ油は、創傷面からの出血を抑えることを目的として配合されている場合がある。
c ヘパリン類似物質は、患部局所の血行を促す目的で用いられるほか、抗炎症作用や保湿作用も期待される。
d クロタミトンは、皮膚に軽い灼熱感を与えることで痒みを感じにくくさせる効果を期待して配合されている場合がある。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:正(正解)
2:a:正、b:正、c:正、d:誤
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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外皮用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
ユーカリ油は冷感刺激成分、止血には血管収縮成分、ヘパリン類似物質は血行促進成分、クロタミトンは温感刺激成分です。
1が正しい組合せです。aは正、bは誤、cは正、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「皮膚に用いる薬」にあります。
解法ステップ
- aは「外用局所に直接適用される」という外皮用薬の基本的な説明に注目します。
- bは「創傷面からの出血を抑える」と「ユーカリ油」の組合せを確認します。ユーカリ油の分類が手がかりです。
- cはヘパリン類似物質の作用を確認します。血行促進に加えて、抗炎症作用・保湿作用も問われています。
- dはクロタミトンの刺激の種類を確認します。「軽い灼熱感」は温感刺激に当たります。
選択肢別の誤答解説
記述 a〜d
-
a 正
外皮用薬は、皮膚表面の創傷や症状だけでなく、皮膚の下にある毛根、血管、筋組織、関節などの症状にも用いられます。外用局所に直接適用する医薬品です。 -
b 誤
× ユーカリ油→○ ナファゾリン塩酸塩等のアドレナリン作動成分
ユーカリ油は、皮膚に冷感刺激を与える成分です。創傷面からの出血を抑える目的で配合されるのは、血管を収縮させる成分です。 -
c 正
ヘパリン類似物質は、患部局所の血行を促す目的で用いられます。また、抗炎症作用や保湿作用も期待されます。 -
d 正
クロタミトンは、皮膚に温感刺激を与える局所刺激成分です。軽い刺激によって、かゆみを感じにくくさせる効果が期待されます。
組合せの選択肢
- **1**は「a正・b誤・c正・d正」で、各記述の判定がすべて一致します。
- **2**はbを正、dを誤としています。bはユーカリ油を止血成分とする点が誤りで、dはクロタミトンの温感刺激を正しく述べています。
- **3**はbを正、cを誤、dを誤としています。bは止血成分との取り違え、cはヘパリン類似物質の作用の否定、dはクロタミトンの作用の否定が誤りです。
- **4**はaを誤、bを正、cを誤としています。aは外皮用薬の説明として正しく、bとcはそれぞれユーカリ油の分類、ヘパリン類似物質の作用が誤りです。
- **5**はaを誤としています。aは外皮用薬の基本的な説明として正しいため、この組合せは誤りです。
よくある誤解
- 「出血を抑える」という目的だけを見て、皮膚に使う成分ならどれでも止血成分だと考えてしまうことがあります。ユーカリ油は冷感刺激成分です。
- ヘパリン類似物質を「血行促進」だけで覚え、抗炎症作用や保湿作用を見落とすことがあります。
- 「軽い灼熱感」を、冷感刺激と取り違えることがあります。クロタミトンは温感刺激成分です。
補足コラム
止血成分と血行促進成分は、目的が異なります。止血には、創傷面を通る血管を収縮させるナファゾリン塩酸塩等のアドレナリン作動成分が用いられる場合があります。一方、ヘパリン類似物質などは患部局所の血行を促す目的で用いられます。
FAQ
ヘパリン類似物質には、出血しやすい人への注意もありますか?
あります。血液凝固を抑える働きがあるため、出血しやすい人や出血が止まりにくい人などでは、使用を避ける必要があるとされています。
あります。血液凝固を抑える働きがあるため、出血しやすい人や出血が止まりにくい人などでは、使用を避ける必要があるとされています。
関連キーワード: 外皮用薬、ユーカリ油、ヘパリン類似物質、クロタミトン、血管収縮成分、血行促進成分

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