登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問59
問題文
消毒薬の誤用・事故等による中毒への応急処置に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 誤って飲み込んだ場合、一般的な家庭における応急処置として、通常は牛乳などを飲ませるが、手元に何もないときはまず水を飲ませる。
b 原末や濃厚液を誤って飲み込んだ場合には、自己判断で安易に吐き出させることは避け、すみやかに医療機関を受診させる。
c 誤って目に入った場合、顔を横に向けて上から水を流すか、水道水の場合には弱い流れの水で洗うなどにより、流水で十分に(15分間以上)洗眼する。
d アルカリ性の消毒薬が誤って皮膚に付着した場合は、水洗する前に、中和剤を用いて中和する。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:正、d:誤(正解)
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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消毒薬誤用時の応急処置【登録販売者解説】
正解の理由
飲み込んだときは牛乳など(なければ水)、目や皮膚に付いたときは十分な水洗、中和剤は使わない、が基本です。
正しい組合せは2です。a・b・cは正しく、dは誤りです。根拠は、手引きの第3章「主な医薬品とその作用」の「消毒薬の誤用・事故等による中毒への対処」です。「試験問題の作成に関する手引き」では、応急処置の後、すみやかに医療機関を受診するなどの対応も必要とされています。
解法ステップ
- 誤飲時は「牛乳など、なければ水」という順序を確認します。
- 原末・濃厚液の誤飲では、「吐かせない」がポイントです。
- 目に入った場合は、流水で「15分間以上」洗眼する記述を確認します。
- 皮膚に付いた場合は、中和剤を使うのではなく水洗します。「中和剤を用いる」とあるdが誤りです。
選択肢別の誤答解説
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a 正しい誤って飲み込んだ場合、一般家庭での応急処置として、通常は牛乳などを飲ませます。手元に何もなければ、まず水を飲ませます。誤飲から数分以内に行うことで、中毒物質の消化管からの吸収を遅らせ、粘膜を保護するためです。
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b 正しい原末や濃厚液を誤って飲み込んだ場合、自己判断で吐かせるのは避けます。基本的な応急処置の後は、すみやかに医療機関を受診するなどの対応が必要です。
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c 正しい目に入った場合は、流水で十分に15分間以上洗眼します。水道水を使うときは、目に障害を起こさないよう弱い流れで洗います。酸やアルカリが入った場合も、特にアルカリ性物質では念入りな水洗が重要です。
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d 誤り×「水洗する前に、中和剤を用いて中和する」→ ○「流水で十分に水洗し、中和剤は用いない」アルカリ性の消毒薬が皮膚に付いた場合は、石けんを用いて流水で十分に水洗します。酸やアルカリを中和しようとすると、熱が発生して刺激が強まり、状態が悪化するおそれがあります。
組合せを照合すると、1はb・d、3はc、4はa・c・d、5はa・b・dの正誤が、それぞれ正しい判定と異なります。
よくある誤解
- 「酸やアルカリなら、中和するのがよい」:中和時に熱が発生して刺激を強めるおそれがあるため、消毒薬が目や皮膚に付いた場合は中和剤を使いません。
- 「誤飲したら、吐かせればよい」:特に原末や濃厚液の誤飲では、自己判断で吐かせることは避けます。
- 「水道水なら勢いよく洗ってよい」:目の洗浄では、強い水流が目に障害を起こすことがあります。弱い流れで洗います。
補足コラム
誤飲時は牛乳などがあれば飲ませますが、用意に手間がかかる場合は、早めに水を飲ませることが優先です。目や皮膚に付いた場合は、まず水洗を十分に行い、自己判断で中和しないことをセットで覚えましょう。
FAQ
Q. 誤飲後の牛乳や水は、時間がたってから飲ませてもよいですか?
A. 手引きでは、消化管からの吸収を遅らせ、粘膜を保護するため、誤飲してから数分以内に行うとされています。応急処置の後は、すみやかに医療機関を受診するなどの対応が必要です。
関連キーワード: 消毒薬の誤飲、原末・濃厚液、吐かせない、洗眼、水洗、中和剤、応急処置

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