登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問60
問題文
一般用検査薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 一般の生活者が正しく用いて健康状態を把握し、速やかな受診につなげることで、疾病を早期発見するためのものである。
b 専ら疾病の診断に使用されることが目的とされる医薬品のうち、人体に直接使用されることのないものを体外診断用医薬品という。
c 検査に用いる検体は、尿、糞便、鼻汁、唾液、涙液、採血した血液などである。
d 一般用検査薬の対象には、遺伝性疾患の診断に関係するものも含まれる。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:正、d:誤
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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一般用検査薬の対象と検体【登録販売者解説】
正解の理由
一般用検査薬は、健康状態を把握して受診につなげるものですが、採血を伴う検査や重大な疾患の診断に関係するものは対象外です。
3が正解です。記述は a:正、b:正、c:誤、d:誤 です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の一般用検査薬に関する項目です。
3が正解です。記述は a:正、b:正、c:誤、d:誤 です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の一般用検査薬に関する項目です。
解法ステップ
- aの「健康状態を把握し、速やかな受診につなげる」は、一般用検査薬の目的に合っています。
- bの「疾病の診断を目的とする医薬品」「人体に直接使用されない」は、体外診断用医薬品の説明として確認します。
- cでは「採血した血液」に注目します。一般用検査薬の検体は、採血などの侵襲(しんしゅう:体を傷つける負担)を伴わないものです。
- dの「遺伝性疾患(いでんせいしっかん)の診断」は、一般用検査薬の対象外です。この確認から選択肢を絞れます。
組合せを照合すると、選択肢1はb・c・d、選択肢2はc、選択肢4はa・d、選択肢5はa・b・c・dが、それぞれ正しい判定と異なります。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい記述です。
一般用検査薬は、一般の生活者が正しく使い、健康状態を把握して、速やかな受診につなげることで疾病の早期発見を目指すものです。 -
b 正しい記述です。
体外診断用医薬品とは、疾病の診断を目的とする医薬品のうち、人体に直接使用されないものです。「体外」は、検体を体の外で調べるイメージです。 -
c 誤った記述です。
× 採血した血液 → ○ 採取に際して侵襲のない検体
検体の例には、尿、糞便(ふんべん)、鼻汁(びじゅう)、唾液、涙液(るいえき)などがあります。採血した血液は、採取に侵襲を伴うため、一般用検査薬の検体には含まれません。 -
d 誤った記述です。
× 遺伝性疾患の診断に関係するものも含まれる → ○ 遺伝性疾患の診断に関係するものは対象外
一般用検査薬は、悪性腫瘍や心筋梗塞など、重大な疾患の診断に関係するものも対象外です。
よくある誤解
- 検体の種類を並べた文に、採血した血液を混ぜるひっかけがあります。採血の有無など、検体を採る方法にも注目してください。
- 「検査薬なら、病気の診断にも使える」と考えるのは誤りです。検査結果は、専門的な診断に代わるものではありません。
- 検査対象にできる疾患の範囲を広く考えすぎる点にも注意が必要です。重大な疾患の診断に関係するものは対象外です。
補足コラム
検査結果は、検体中の対象物質の有無などを調べるものです。対象物質が存在していても検出感度に達しないなどの理由で陰性となる「偽陰性」や、対象外の物質との反応などで陽性となる「偽陽性」もあります。結果だけで疾患の有無や種類を決められない点も押さえましょう。
FAQ
検査結果が陽性なら、病気の種類まで分かりますか?
検査結果だけで疾患の種類や確定診断ができるとは限りません。必要に応じて、医療機関で診断を受けることが大切です。
検査結果だけで疾患の種類や確定診断ができるとは限りません。必要に応じて、医療機関で診断を受けることが大切です。
関連キーワード: 一般用検査薬、体外診断用医薬品、検体、侵襲、偽陰性、偽陽性

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