登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問69
問題文
皮膚に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。
皮膚は、体温を一定に保つため重要な役割を担っている。体温が( a )始めると、皮膚を通っている毛細血管を流れる血液量が( b )ことで、体外へより多くの熱を排出する。また、全身に分布する( c )から汗を分泌して、その蒸発時の気化熱を利用して体温を下げる。
選択肢
1:下がり、減る、アポクリン腺
2:下がり、増える、エクリン腺
3:上がり、増える、アポクリン腺
4:上がり、増える、エクリン腺(正解)
5:上がり、減る、アポクリン腺
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皮膚の体温調節【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:体温が上がると皮膚の血流が増え、エクリン腺の汗が蒸発して体温を下げます。
正しい組合せは4です。(a)は「上がり」、(b)は「増える」、(c)は「エクリン腺」です。『試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)』の第2章「皮膚の機能」に、体温が上がり始めると皮膚の毛細血管に血液がより多く流れ、汗の蒸発時の気化熱で体温を下げるとあります。また、汗は全身に分布するエクリン腺から分泌されます。
解法ステップ
- 「体外へより多くの熱を排出する」とあるので、体温が上がる場面か、下がる場面かを確認します。
- 体温が上がるときは、皮膚の血管が開き、毛細血管を流れる血液量が増えます。
- 体温調節のために全身で汗を分泌する汗腺は、エクリン腺です。アポクリン腺と取り違えないようにします。
選択肢別の誤答解説
- (a)体温が「上がり」始めると、熱を外へ逃がす調節が働きます。「下がり」始める場合は、放熱を抑える方向です。
- (b)体温が上がるときは毛細血管に流れる血液量が「増える」ため、体外へ熱を排出しやすくなります。「減る」ではありません。
- (c)全身に分布し、体温調節のための汗を分泌するのは「エクリン腺」です。アポクリン腺は、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布します。
組合せも確認しましょう。
- 選択肢1「下がり・減る・アポクリン腺」:3つとも異なります。
- 選択肢2「下がり・増える・エクリン腺」:(a)の「下がり」が異なります。(b)と(c)は合っています。
- 選択肢3「上がり・増える・アポクリン腺」:(c)の「アポクリン腺」が異なります。(a)と(b)は合っています。
- 選択肢5「上がり・減る・アポクリン腺」:(b)の「減る」と(c)の「アポクリン腺」が異なります。(a)は合っています。
よくある誤解
- 「汗を分泌する腺はどちらも体温調節に関わる」と考えてしまう誤りです。体温調節のための発汗はエクリン腺によるものです。
- 体温が上がると血管が収縮する、と逆に覚えてしまうことがあります。上がるときは血管が開き、血液量が増えて放熱を促します。
補足コラム
エクリン腺は、手のひらなど毛根がない場所も含めて全身に分布します。一方、アポクリン腺は腋窩などの毛根部に分布します。問題文に「全身」や「体温調節」とあれば、エクリン腺が手がかりです。
FAQ
Q. 汗をかくと体温が下がるのはなぜですか?
A. 汗が蒸発するときに熱が使われるためです。この熱の移動を「気化熱」といいます。
A. 汗が蒸発するときに熱が使われるためです。この熱の移動を「気化熱」といいます。
Q. 体温が下がり始めたとき、皮膚の血管はどうなりますか?
A. 血管が収縮し、体外へ熱が逃げるのを抑えます。
A. 血管が収縮し、体外へ熱が逃げるのを抑えます。
関連キーワード: 皮膚、体温調節、毛細血管、エクリン腺、アポクリン腺、気化熱

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