登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問70
問題文
骨格系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 骨の基本構造は、骨質、骨髄、関節軟骨の三組織からなっている。
b 赤血球、白血球、血小板は、骨髄で産生される造血幹細胞から分化することにより、体内に供給される。
c 骨組織を構成する無機質は骨の強靭さを保ち、有機質(タンパク質及び多糖体)は骨に硬さを与える。
d 骨の関節面は、弾力性に富む柔らかな軟骨層に覆われ、これが衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにしている。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:誤、d:正(正解)
2:a:誤、b:正、c:正、d:誤
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
5:a:正、b:正、c:誤、d:正
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骨格系の基本構造と骨の性質【登録販売者解説】
正解の理由
骨の基本構造は四組織で、無機質は硬さ、有機質は強靱さを保ちます。
この組合せに一致するのは 1 です。記述は a:誤、b:正、c:誤、d:正 となります。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「骨格系」です。
解法ステップ
- aの「三組織」に注目します。骨の基本構造は四組織なので、この記述は誤りです。
- bの「骨髄で産生される造血幹細胞から分化する」は、手引きの説明どおりです。
- cは「無機質」と「有機質」の働きが逆になっていないかを確認します。
- dの関節軟骨の働きは正しいと判断し、a〜dが「誤・正・誤・正」となる組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
記述ごとの確認
-
a:誤り
×「骨質、骨髄、関節軟骨の三組織」→ ○「骨質、骨膜(こつまく)、骨髄(こつずい)、関節軟骨(かんせつなんこつ)の四組織」
骨膜は骨質の表面を覆う組織です。問題文は骨膜を挙げていないため、誤りです。 -
b:正しい
骨髄で産生される造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)から、赤血球、白血球、血小板が分化します。造血幹細胞は、血液の細胞のもとになる細胞です。 -
c:誤り
×「無機質は強靱さを保ち、有機質は硬さを与える」→ ○「無機質は硬さを与え、有機質は強靱さを保つ」
問題文では、無機質と有機質の働きが逆になっています。 -
d:正しい
骨の関節面は、弾力性のある関節軟骨に覆われています。関節軟骨は衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにします。
組合せの確認
- 2は、aとbは一致しますが、cとdの正誤が正しい組合せと異なります。
- 3は、a・b・cの正誤が正しい組合せと異なります。
- 4は、b・c・dの正誤が正しい組合せと異なります。
- 5は、aの正誤が正しい組合せと異なります。
- 1は、a:誤、b:正、c:誤、d:正となり、すべて一致します。
よくある誤解
- 骨の基本構造を、骨質・骨髄・関節軟骨だけの三つと覚えてしまう誤りです。骨質の表面を覆う骨膜も含め、四組織です。
- 無機質と有機質の働きを逆にする誤りです。「硬さは無機質、強靱さは有機質」と分けて覚えましょう。
- bの「造血幹細胞から分化する」を、「骨髄が血液の細胞を直接つくる」と大まかに読み替えて見落とすことです。問題文の流れは手引きと一致しています。
補足コラム
骨には、身体を支える、臓器を保護する、運動を助ける、血液の細胞をつくる、カルシウムやリンなどの無機質を蓄える働きがあります。骨は成長が止まった後も、骨吸収(骨が壊されること)と骨形成(骨が修復されること)を繰り返しています。
FAQ
骨髄がある骨なら、どの骨でも同じように造血しますか?
いいえ。造血はすべての骨の骨髄で行われるわけではありません。主に胸骨、肋骨(ろっこつ)、脊椎(せきつい)、骨盤、大腿骨(だいたいこつ)などが造血機能を担います。
いいえ。造血はすべての骨の骨髄で行われるわけではありません。主に胸骨、肋骨(ろっこつ)、脊椎(せきつい)、骨盤、大腿骨(だいたいこつ)などが造血機能を担います。
関連キーワード: 骨質、骨膜、骨髄、関節軟骨、造血幹細胞、無機質、有機質、骨吸収、骨形成

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